会社員とフリーランスの保証の違いとは?疑問や不安を解消

この記事にたどり着いたあなたは、以下のような悩みを抱えている方ではないでしょうか?

注目
  • 「知り合いにフリーランスを進められたけど、保証とかなさそうで不安」
  • 「会社員が受けられる保証についてイマイチ理解できていない」

そんな方が本記事を読むことで、以下のように変化できる構成となっています。

記事を読んで変化すること
  • 会社員とフリーランスのどちらが自分に合っているか判断できる
  • 会社員として、なんとなく受けていた保証の全体を理解できる
  • 独立した後に、どんな保証を自分で用意しなければならないのか分かる

誰でも理解できるように専門用語などは極力使わないようにイージーな表現をしているので、税金など知らない方もわかるようになっています。

会社員として働くメリットと保証

なぜ多くの会社員の方たちが正社員として働く選択をするのでしょうか?

「今の時代は多様的な働き方が一般的だ」と言われながらも、まだまだ日本は正社員雇用にこだわる方が多いです。

日本人の多くは多数派を信じて行動しがちですが、それが正しいとは限りません。

人それぞれ合った働き方は当然あるので、あなたにとって「会社員として働くメリットと保証」が合っているのか?

このフェーズではそれを確認していきます。

メリット1. 給与を安定して受け取れる

まず第一の理由としてお給料を安定して毎月決まった額がもらえるというのがあります。

実家暮らしの方はあまり意識されない考えかもしれませんが、家賃や生活費が自分の稼ぎ次第の生活をしていると、「毎月決まった金額が入る現状を変えるのが怖い」のでせっかく掴んだ仕事を手放せなくなります。

この考えの人は意外にも多く、転職についても同様に怖がってしまいます。

知り合いにフリーランスとして成功している方が居て、的確なアドバイスをもらえたとしても、以下のような境遇の人は特に踏み出せないようです。

会社を辞める勇気が出ない
  • 同じ会社に何年も居続けてしまっている
  • 最低限の生活ができる程度の給料は貰える
  • 周りに自分と似た境遇の人が多い

また家庭があって、子供もいるような場合は少し冒険しづらいかもしれませんね。

ただ、中には子供がいる家庭でも全く別の業種からIT企業に就職し、フリーランスとして独立するために頑張る人もいます。

家族が応援してくれるなら迷惑をかけすぎないように頑張るのは良いと思います。

メリット2. 定年まで働ける終身雇用制度がある

そもそもですが!終身雇用制度っていつからあると思いますか?

本格的に普及したのは戦後だったようで、戦前の日本は労働者の移動が激しい社会だったようです(今とは真逆ですね・・・)

特に工場で働く労働者たちは、熟練者になるとすぐに、より給料の高い職場へ転職してしまいました

そんな優秀な人材を引き止めるために、様々な制度を考えます。

その中で出来た制度の1つが「終身雇用制度」でした。

この制度を目的に正社員採用を狙う方は多いので、需要はあるようですが、会社にとってはデメリットの面が大きく、採用しない企業も増えてきているようです。

定年まで雇い続けることを考えると下手に昇給できないので、給料はなかなか上がりません。

また終身雇用制度があるのにも関わらず、リストラは起こる会社もあるようです。

僕はこのような事を考えた時、「会社に自分の全てを任せるのは怖い」と考え、会社を辞めてフリーランスとして活動を始めました。

会社員で居続けることの不安
  • 「成果を出して上がるのは社内での評価のみ」
  • 「社外で評価されるのは会社と代表者」
  • 「スキルアップしても必ず昇給するわけではない」
  • 「頑張ってもお金は増えない」

独立するにせよ、しないにせよ、「終身雇用制度」を過信しすぎないことは大切になりそうですね。

メリット3. 社会保険で老後や健康を保証する

ここでの「社会保険」は、健康保険や厚生年金保険のこととして話します。

健康保険は医療を3割の負担で受けられる制度で、これがなければ安易には医療を受けることはできなくなります

お給料の金額によって、健康保険の税金が天引きされますが、この天引きされるお金も正社員の場合は会社が5割負担してくれます。

そして厚生年金保険、定年後にお金を受給できる保険ですね。

こちらも厚生年金の税金がお給料から天引きされますが、正社員であれば5割を会社が負担してくれます。

医療と老後の不安のための保険に加入してもらえて、会社が5割負担してくれる事を考えると、その恩恵を手放すのは逆に恐怖になりそうです。

フリーランスでも正社員と同等の保証は受けられるのか?

ここまで正社員の保証について紹介してきましたが、実はフリーランスにも同じような保証制度があります。

仕事の営業はエージェント会社に任せられる

フリーランスになったら、営業も自分でしなければならなくなるの?

そう考える方が多いと思いますが、多くのITエンジニアのフリーランスは業務委託として会社に入ります。

その会社はエージェント会社で紹介してもらえるので、毎月安定して決まった額を稼ぐことは可能です。

会社の案件によっては、「ずっと居続けてほしい」と言われる場合もあります(上場企業に正社員雇用したいとまで言われたこともありましたpo)

逆にフリーランスになる方は色々な職場で経験を積みたいと考える人も多く、1年間で辞めてしまう方もいます。

毎月多くの報酬を払ってもらえる

給与ではありませんが、フリーランスになると正社員では考えられないほどの大きな金額を払ってもらえます。

フリーランスの契約には大きく分けて3つの種類があります。

A. 月の報酬額を例えば50万円、60万円など決めての契約
B. 1時間ごとに5,000円など、決めて月の稼働時間によって報酬額を決めての契約
C. 成果物ごとに5万円、10万円など見積もりをして支払ってもらう契約

一般的にはAとBの契約が多めで、Cは個人で受ける場合は基本的に小さな案件が多いです。

AとBの契約の場合は、基本的にフリーランスである、あなたが契約を辞める意思表示をしない限りは契約は切れません。

なので、ちゃんと仕事をし続ける限りは毎月多めの報酬額を支払ってもらうことができます。

僕はフリーランスとして生活していて、もう9年になりますが仕事が無くて困ったことは特にないです。

フリーランスでも年金と健康保険の制度を受けられる

会社に所属していなくても、年金や健康保険の制度を受けることが可能です。

会社員とフリーランスで少々、勝手が違うので説明したいと思います。

年金の違いについて

会社と違い、年金は「厚生年金」ではなく「国民年金」です。

国民年金厚生年金
税金少なめ多め(※1)
定年後に受け取れる年金少なめ多め
※1. 会社が半分負担してくれる

また、「国民年金」は定年後に受けられる年金の金額は比較的少なめですが、厚生年金と比べて支払う国民年金の税金は安く一律です。

健康保険の違いについて

「健康保険」は会社では保険組合や協会けんぽの提供する保険に加入するのが一般的ですが、フリーランスの場合は基本的に「国民健康保険」に加入します。

国民健康保険会社が加入する健康保険
大体同じ大体同じ
税金少なめ多め(※1)
定年後に受け取れる年金少なめ多め
※1. 会社が半分負担してくれる

どちらも医療負担に関しては会社でも個人でも同じ3割負担です。

あとは支払う税金が基本的には国民健康保険の方が少なめです。

しかし、年金と同じく税金は会社が半分負担してくれます

稼いだお金で資金運用

フリーランスの稼げるお金は会社員と比べると多めです。

「月80万を稼いで、あなたは月にどのくらい使いますか?」

月40万を使ったとしても、残りの40万を毎月貯金できます。

12ヶ月分貯めれば480万が毎年貯まります。

そのお金を5%年利回りで資金運用するとどうなるでしょうか?

もし5年間貯め続けた後の2400万を、年利5%で運用した場合、毎年120万円が不労所得として手に入ります。

毎年120万円なので、月に10万円が何もしなくても手に入ることになります。

これを10年続けた場合は月20万円、20年続けた場合は月40万円が不労所得になるのです。

例えば、厚生年金に40年間、月40万円の給与で加入していたとしても、毎月受給できる年金は10万ほどです。

どちらの方が得か、もうおわかりですよね?

まとめ

ここまでで話してきた内容をおさらいしていきましょう。

  • 会社の正社員は安定して給料を貰えるが少ない
  • 終身雇用制度は、言うほどそこまで良い制度ではない
  • 健康保険や年金などの税金は半分を会社が払ってくれるが、そもそもの給与が少ない
  • 厚生年金より、フリーランスとして大きく稼いで貯蓄した方が老後の資金を作りやすい
  • フリーランスと会社員の健康保険の医療負担は同じ3割
  • フリーランスなら会社員と比べて、信じられないほどの額を稼げる

ここまでの内容を読んで「どうしてフリーランスで働く人がいるのか?」少しでもわかって頂けましたか?

もしフリーランスへの道をお悩みの方がいたら、今の自分の境遇を客観的に見直すのに使ってもらえると嬉しいです!

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